令和2年6月25日、旭市議会第2回定例会が開催された。議会では、さまざまな報告と議案についての審議が行われた。
特に注目されたのは、永年勤続表彰の伝達と記念品の贈呈である。議長の伊藤保氏は、当該議員に対し表彰状を伝達した。
また、質疑や討論を経た後、複数の議案が採決された。全ての議案については全員賛成で通過したことが強調された。これには、旭市特別職の職員の給与に関する条例や、税条例の改正が含まれ、地域の財政健全化に寄与する内容が盛り込まれている。
議案審査では、特に新型コロナウイルス対策としての報告があった。建設経済常任委員会の向後悦世委員長は、売上減少を理由に影響を受けた農水産業者に対する支援金について説明した。具体的には、前年同月と比較して売上が50%以上減少した事業者には20万円、30%以上50%未満の減少の場合は10万円の給付が行われるとのことである。
文教福祉常任委員会からの報告も忘れてはならない。米本弥一郎委員長は、放課後児童健全育成事業に関する条例の改正案や、保育環境の改善事業などについて議会で説明した。特に、子ども用マスク等の支給計画について詳細が述べられ、子どもの健康を考慮する施策が進められていることが強調された。
最後に、提出された発議案についても審議され、いずれも全員賛成で可決される流れとなった。発議第1号では、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書が提出され、国に対し地方財政の安定を求める内容が含まれた。教育予算の拡充に関する意見書も同様に採択され、地域教育の重要性が再認識された。
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中で、旭市議会は教育や地域支援に向けたさまざまな施策を進めている。