令和2年3月18日、旭市議会第1回定例会が開かれ、27の議案と1件の請願が審議された。議会は出席議員17名で成立、議長の伊藤保が開会を宣言した。
議案第1号である令和2年度旭市一般会計予算は、過去最大規模の379億4,000万円を見込み、求められる施策が広範囲にわたる。これに対して高橋利彦議員が反対の立場で討論を行い、人口減少問題や予算の財源について疑問を呈した。
一方で、米本弥一郎議員は賛成の立場から、全世代型社会保障に向けた施策の必要性を強調した。特に、地域の成長、活力を維持する施策の充実を求められた。高木寛議員も反対意見を表明し、公共サービスへの影響を懸念した。
また、発議案として建設従事者のアスベスト問題の早期解決を求める意見書が提出され、全員賛成で可決された。市長の明智忠直はこの問題の重要性を認識しており、国へのアプローチを務める考えを示した。
最終的に、議案第1号から27号までが賛成多数で可決された。今会議で扱われた全議案は、それぞれの委員会での審査を経て、無事に通過した。議会は、次回の定例会に向けて準備を進め、地域の発展に寄与する施策を継続していく意向を示した。
このように、旭市議会では地域住民の生活向上を目指すための施策が実施され、また、請願や発議案を通じて、住民の声が反映されることが確認された。