令和3年9月22日、旭市議会第3回定例会が開催され、議案や発議案の審議が行われた。
決算審査特別委員長の飯嶋正利氏は、令和2年度の一般会計決算や特別会計決算等の議案について報告した。これによると、主要な質疑として、ふるさと回帰支援センターの移住セミナーの実施状況や、畜産環境に関する質疑が挙げられた。具体的には、移住セミナーには延べ31人が参加したとのことだった。
また、住宅リフォーム事業補助金に関しても質疑があり、令和2年度の申込者数が157件であり、148件が実際に利用されたことがわかった。コロナ禍の影響で利用者が減った海上キャンプ場についても議論され、閉鎖の影響が指摘された。
続いて、常任委員長報告が行われた。建設経済常任委員長の向後悦世氏は、補正予算に関する質疑の一環として、農水産業経営支援給付金についての変更点を説明した。これにより、昨年度よりも給付対象を広げ、より多くの事業者を支援する方針が明かされた。
文教福祉常任委員長の林晴道氏の報告では、給食費の免除についても言及された。学校給食費の滞納状況について、現在の未済額が495万9,365円であり、164人の滞納者がいるとのことだった。
追加議題としてコロナ禍による厳しい財政状況に対する地方税源の充実を求める意見書が提出され、全員賛成のもと可決された。これは、地方自治体の財政を維持するための重要な措置とされる。