令和3年11月12日、旭市議会の定例会が開かれた。議題には議案質疑や常任委員会への議案付託が含まれた。特に注目されていたのは中学校の大規模改造事業に関する質疑だった。
平山清海議員は、議案第1号において中学校の改造内容を問いかけた。教育総務課長の杉本芳正氏は、旭二中における老朽化した特別教室棟の改修工事について述べた。具体的には委託料を合わせて2億33万2,000円の予算が計上されており、設計管理業務が約1,003万2,000円、工事請負費が約1億9,030万円となる見込みであることが確認された。
その後、林晴道議員が旭市一般会計補正予算の質疑に移り、特にマイナンバーカードの交付状況について質問した。市民生活課長の八木幹夫氏は、令和3年10月末までの交付枚数が2万80枚、交付率は31.04%であると報告した。また、新型コロナウイルス感染症対策としての空床確保支援事業に関し、予算上限は1億円で、病床数の推移についても言及された。
さらに、議案第10号に関して平山清海議員がサッカー場の仕様に関して質問した。体育振興課長の柴栄男氏は、整備状況を説明し、主に更衣室やトイレの設置を進めていることを強調した。
永井孝佳議員は旭市青年の家の廃止に関する条例の制定について質疑を行い、現在使用されている団体の活動場所について言及。生涯学習課長の伊藤弘行氏が、各団体の新たな移転先について説明を行った。
最後に、旭市過疎地域持続的発展計画の策定に関する質疑も行われた。企画政策課長の小倉直志氏が過疎債の対象事業や、地域の意見の反映方法について詳細に説明をした。
議会は全体として、議案16号の人権擁護委員候補者の推薦について賛成の意見が示され、今後の常任委員会での審査に向けた付託が行われた。次回の会議は11月16日に予定されており、新たな議案についての審議が行われる。