旭市における一般質問の中で、子ども・子育て支援事業や貧困対策が取り上げられた。特に、松木源太郎議員は子どもの貧困問題に対する具体的なアプローチの必要性を強調し、調査の実施を求めた。彼は、旭市の支援が効果的に行われるためには、各部署が連携して底辺にいる家庭の実態を把握し、適切な施策を検討することが不可欠だと述べた。市長はその提案を受け入れる意思を示した。
一方、ナガエツルノゲイトウに関する質疑では、環境課長が市内の繁殖状況について説明。特に秋田川や農業用水路での繁茂が問題視されており、関連機関との連携による効果的な駆除対策を求める意見が上がった。環境課は、実績をもとに市民への周知を進めていることを明らかにした。
また、飯岡台地での風力発電事業に関しての質問もあった。風力発電所の再建設により、発電規模が850キロワットから2,300キロワットへと増加することが説明され、地域経済への影響や安全対策の必要性について議論が続いた。特に、事故による不安の声を受け、市長や環境課長は、新設される機器の安全性に留意することが重要である旨を強調した。
最後に、部活動の地域移行についても質問があり、地域団体との連携の課題や市のサポートが求められた。市教委は今後も関係者と協力して進捗を見守る姿勢を示した。市全体での施策が必要とされる中、総務課は情報の周知方法を工夫し、災害時の迅速な対応が求められている。市民が安心して生活できる環境作りが焦点となった。
今後の施策は、これらの課題への対応を基に展開される予定である。議会では引き続き、具体的な実行計画の策定に向けた動きが期待される。