令和5年6月27日、旭市議会第2回定例会が開催された。
出席議員は20名で、議会は成立している。
議事では、議案第1号から第3号まで、議案第26号から第30号までの計8議案及び請願2件が一括議題となった。まずは文教福祉常任委員会の宮内保委員長が議案第1号、令和5年度旭市一般会計補正予算の議決について報告した。
宮内委員長は、無償化された学校給食費について、"国からの交付金を利用し、物価高騰を考慮して給食の質を維持する努力をしている"と述べた。また、市外の公立学校に通う児童の人数の内訳は、公立が36人、私立が27人、特別支援学校が70人で、合計133人とのことだ。
次に、崎山華英議員が議案第1号に反対する旨の討論を行った。彼女は、高校生が支援対象外であることが不公平であると主張した。具体的には、"物価高騰が進む中で高校生を対象に含めるべきだったと考えます。"と強調した。
次に、総務常任委員会の景山岩三郎委員長が議案第3号について報告を行った。彼は、電気自動車の急速充電設備の設置状況について触れ、"市内に17か所に19基設置されています。"と述べた。彼の報告では新型コロナウイルスワクチン接種高齢者タクシー利用助成についても言及され、"世帯で片道1,000円の券を利用する方向で公平性を考慮しました。"と説明した。
加えて、松木源太郎議員が議案第30号について反対の討論をした。"防災行政無線の改修工事が必要であると認識してはいるが、評価基準の明確性が不十分だ。"といった点が問題視された。戸村ひとみ議員も同様に反対の立場を取り、"予定価格の積算方法が疑問視される。"との声が聞かれた。
その後、議案に関する質疑と討論は円滑に進行し、最終的に議案第1号、第2号、第3号は原案通り可決された。請願第1号と第2号についても同様に全員賛成で採択された。
さらに市長の米本弥一郎氏を含む執行部側が教育予算について言及し、"教育の重要性を再確認し、国に対して十分な教育予算を求めていく立場を強調します。"とした。
本日の会議はその後、事務報告を経て、午前11時21分に閉会となった。