令和2年9月24日に開催された旭市議会第3回定例会では、様々な議案が審議された。市長の明智忠直氏は、各議案の重要性を強調した。
議案の中でも特に注目を集めたのが、令和元年度の各予算決算の認定に関するものである。決算審査特別委員長の向後悦世氏は、「一般会計決算の認定について、全議案が全員賛成で、認定されることと決議した」と報告した。特に、ふるさと納税に関する質問で、個人寄附の最高額が528,000円、返礼品としてサーフィンスクールが期間中に提供されることがわかった。
続いて、常任委員長報告においては、林晴道議員が旭市使用料及び手数料に関する条例改正について意見を述べた。彼は、「健康増進センターの利用者数が年々増加している中での使用料値上げは、不況の最中にあって市民への負担を大きくしすぎるのではないか」と懸念を表明した。これに対し、平山清海議員は、公共施設の老朽化対策として、使用料値上げは避けられないと主張した。
また、発議案に関しては、株式会社エコテックの産業廃棄物最終処分場設置に反対する意見書が全員賛成で可決された。委員長の米本弥一郎氏は、「この問題を解決するため、地域住民と連携して対応していく必要がある」と述べ、今後の取り組みの重要性が語られた。
最後に、議会は「事務報告」を終え、全ての議題を終了し、第3回定例会の閉会を宣言した。議事を通して、市民に対する透明性のある運営と建設的な意見交換が行われたことは、市政にとって重要な意義があったと言える。