令和元年9月10日に開催された旭市議会第3回定例会では、数多くの議案が審議された。
初めに、議案質疑が行われ、特に道路整備に関する議案に対して多くの議員が意見を述べた。議員の中には、トンネル工事や予算の増額について強い疑問を呈した者もいた。事業費が当初の15億円から34億円に増加した理由について、建設課長は、南側の民家を避けるためや地権者との交渉が長引いたことを挙げた。この件について高橋利彦議員は、過去の予算立案における透明性や監視機能が欠かせないと主張した。
次に、決算審査特別委員会の設置が話し合われた。各常任委員会から選出された議員によって構成される同委員会が設置され、審査を行うことが確認された。委員長には木内欽市議員、副委員長には伊藤房代議員が選任された。議員たちは、特に前年の決算内容に関して慎重に評価していく必要性を強調した。
さらに、従来の委員会におきた議案付託が行われた。議案第9号から第21号までの議案が付託され、これらは専門の常任委員会にて審査されることが確認された。追加の議案として、議案第22号が先議され、市民の権利保護に関する重要な案件も含まれ、慎重な審議が必要とされた。
このように、今定例会では多岐にわたる議案の質疑と討論が行われ、議会運営の透明性と市民参加の重要性を改めて認識する場となった。特に予算や決算に関連する案件については、十分な説明責任が求められ、今後の議会活動への期待が寄せられている。