令和3年9月2日、旭市議会が開催され、様々な議案が審議された。議案質疑では、林晴道議員が令和2年度の旭市一般会計決算に関する質疑を行った。具体的には、市税の不納欠損やたばこ税の収入状況、財産収入の減少理由について尋ねた。税務課長の伊藤義一氏は、たばこ税が過去5年間での変動を報告し、過去の決算額を示した。
財政課長の山崎剛成氏は、財産収入の大幅な減少について、主に国債売却益の減少によるものであると説明した。実質収支の高まりについては、新型コロナウイルスの影響や大型事業の残高が多く占めており、歳入が予算を上回ったことが主な要因であるとした。議案質疑では、今後の市税の滞納管理についての議論もあり、林議員は納付状況の改善を求めた。
議案第2号として決算審査特別委員会の設置が提案され、提案通りに合意された。続いて委員の選任が行われ、各常任委員会から選ばれた8名の議員が選出された。決算審査特別委員会の設置は、市の財務や予算の透明性を高める手続きと位置づけられ、特に林議員からは、前年度との差異分析や細かな業務内容の検証が必要であるとの発言があった。
また、決算審査特別委員会議案付託について也是非同意がなされ、効率的な議会運営が実施されることが確認された。常任委員会議案付託においては、議案第9号から第13号までが付託され、各委員会での迅速な審議が求められた。
最後に、新型コロナウイルスへの対応や市民サービスの強化策が多く取り上げられ、今後の行政運営に求められる透明性や効率性についても強調された。議会の開会を通じて、市民の声をしっかりと反映させる姿勢が全体を通じて一貫していることが評価されている。