令和2年3月の旭市議会定例会では、様々な課題が取り上げられた。その中でも特に注目されたのは、「生涯活躍のまち形成事業」についてである。本案は地域の活性化を図るため、特に高齢者のニーズに応じた生活支援サービスを提供することが目的とされている。
今回の会議では、実際に地域活動への効果や新たな雇用創出の見込みについても議論が交わされた。明智市長は、周辺地域との連携を図りつつ、事業がもたらす経済効果として、年間約4億円から5億円の税収を見込んでいると述べた。また、民間企業による多様なサービスが市民に提供されることで、地域全体の活性化が期待される。
「おひさまテラス」と名付けられた新たなコミュニティ施設についても議論され、その規模や機能について説明が行われた。企画政策課長は、子育て世代のニーズを反映させた設計になっていること、さらに地域間の交流を促進する場となることを強調した。その結果、全世代に向けた利用が見込まれ、地域の交流や活性化に寄与するだろうと期待されている。
加えて、英語教育とプログラミング教育についても重要な発言があった。新学習指導要領のもと、外国語教育の充実が図られ、授業数の増加が予定されている。教育長は、新しい教育法が子どもたちの将来に良い影響を及ぼすことを示唆し、この改革によって生徒の技術的な思考力が高まることに期待を寄せている。
先生方の働き方改革についても話題に上がった。長時間労働が課題となっており、その改善に向けた積極的な取り組みが求められている。学校教育課長は、メンタルヘルス向上に向けた取り組みや職場環境の整備が進められていることを述べた。
今後も旭市では新たな施策や方針を打ち出し、市民生活の質を向上させることに努めていくことが確認された。本会議を通じて、地域の未来を見据えたさまざまな施策が進められることが期待される。