令和5年3月6日、旭市議会では第1回定例会が開催された。この会では、主に令和5年度の予算案や各種議案について質疑が行われた。
都市整備課長の飯島和則氏は、令和5年度の予算案に含まれる消防庁舎整備事業について説明を行った。内訳としては、設計業務が進行中であり、7月には完了予定とのことだ。
次に質疑に立った井田孝議員は、議案第1号に対し、空き家等対策推進事業の実態調査の必要性を訴えた。具体的な数値についての説明を求め、委託料と内訳について詳細な回答があった。都市整備課長は、過去の調査データを踏まえ、1,500件の調査を予定していると述べた。
続いて、崎山華英議員は予算案から、庁舎管理費の光熱水費が昨年の2倍増であることに疑問を呈し、具体的な算出根拠について確認した。行政改革推進課長は、近年の料金高騰を理由に挙げた。
松木源太郎議員からは、男女共同参画推進事業について質問があり、支出目的及び今後の進捗について回答が述べられた。
この他、様々な議題で厳しい質問が相次ぎ、保健事業や健康づくり事業についても言及された。それに伴い、財政課長は予算の見直しや流動性の維持、効率的な業務運営について説明した。このような質疑応答を通じ、議会は市民の代弁者として市政を見守り続ける姿勢を示した。
一方、発議案も提出され、旭市議会会議規則の一部を改正することについての意見が集まり、さらなる市政論議が期待される。議会では、市民生活関連のサービス向上や、特定空き家対策について議論し、実効性のある方針が求められている。
この日は、議案に対する合意形成が進む一方で、新たな課題解決へ向けた協議も重ねられた。議会は引き続き、市民の希望に応える施策を推進するため、積極的な意見交換を行うことが重要視されている。