旭市議会は、令和3年11月16日に開催された定例会にて、妊活や産後の支援、不登校児童への支援、旧本庁舎跡地の公園計画など、重要なテーマについて議論した。
今日の議題では、妊活から産後のサポートの充実が重要視され、崎山華英議員は、少子化問題の深刻さを指摘し、体制の強化を求めた。特に、妊活サポートに関しては、健康づくり課の齊藤孝一課長が、不妊治療の経済的負担を軽減する助成制度を紹介したが、サポートの範囲については十分でないことが指摘された。
さらに、不登校児童の支援状況についても話題に上がり、教育総務課の杉本芳正課長は、現状の対応を述べた。現在、適応指導教室「フレンドあさひ」の利用者は小学生5名、中学生11名であり、家庭訪問や個別支援を行うことで支援の充実を図っているとした。
旧本庁舎跡地に新しく設置される企画の天神公園についても説明があり、都市整備課の栗田茂課長は、公園整備における計画や、遊具設置についての検討を進めている旨を伝えた。特に、インクルーシブ公園として障害者も楽しめる遊具の導入については、課題として挙げられた。
質問に立った崎山議員は、こうした施策が地域活性化や子どもへの支援につながることを願っていると述べ、効果的な制度の整備を要請した。市は、地域住民の意見を反映させるべく、政策の改善に努めることが求められている。