旭市議会では令和2年第3回定例会が開催され、一般質問が行われた。
伊藤房代議員はまず、地域未来構想20の「オープンラボ」に関して質問をした。国の地方創生臨時交付金を用いた施策展開において、旭市がオープンラボの登録を行っているか、または今後の活用を検討しているかを問うた。これに対し、企画政策課長は現在の登録はないと述べた上で、国からの補助金活用に際して必要となればオープンラボの活用について考えると回答した。
次に、エアコン設置についての質問が続いた。伊藤議員は市内全小・中学校の体育館へのエアコン設置の現状を確認した。現在、体育館にはエアコンが設置されていない現状があり、今後整備を進める必要があるとの認識を示した。
高齢者世帯へのエアコン設置補助についても提案され、特に生活保護を受けている世帯への対応を検討すべきとの意見が述べられた。社会福祉課長は、ボトムアップとしての高齢者への支援策の可能性を見守ると回答した。
さらに、学生への冷水機の設置についても触れられた。伊藤議員は、熱中症対策として適切な水分補給が重要であることを強調し、公共施設への冷水機の設置を促した。これに対し、庶務課長は現時点での設置予定はないが、今後の対応を検討する意向を示した。
最後に、コロナ禍での保育士や幼稚園教諭への慰労金支給について言及される。伊藤議員は、他市では既に支給されている状況を引き合いに出し、旭市でも独自の支援策を講じるべきだと訴えた。しかし、市長は現状では支給を考えていないとの見解を示した。