令和元年9月30日、旭市議会第3回定例会が開かれ、様々な議案について討議が行われた。
決算審査特別委員長の木内欽市議員は、平成30年度旭市一般会計決算や病院事業債管理特別会計など、計8つの議案についての経過と結果を報告した。中でも、長寿祝金支給事業については、80歳以上の対象者が1,018人であることが強調され、具体的な支給内訳も明示された。
また、回に提出された質疑についても詳細に説明が行われた。後期高齢者短期人間ドック助成事業の利用状況は、前年比で16件増の101件で、男女別では男性が64件、女性が37件であった。このように、具体的な数値が示される中で、議会は透明性を持って市民に向けた情報提供を確保していることが理解される。
さらに、議案第21号、工事委託協定の締結については、様々な意見が交わされた。高橋利彦議員は、工事に対して反対の立場から強い懸念を表明し、多額の費用と進捗に関する疑問を提示した。彼は、当初の工事費が5億円だったところが、現在は約19億円に上昇している事実を取り上げ、このような経費増加は不合理であるとのご意見を述べた。
このような議論の中で、賛成意見も発表された。島田和雄議員は、飯岡海上連絡道の重要性を強調し、当初の計画に基づいて事業を進めるべきだとの立場を示した。このように、旭市議会では工事に際して市民生活を不安定にするような事態を避けるため、意見交換が行われている。
最後に、本定例会では議員派遣の件や事務報告が簡潔に行われたのち、長期間にわたる討議が終了し、閉会が宣言された。議長の向後悦世氏は、出席議員に対して感謝の意を表し、円滑な進行を評価した。今後も旭市議会は、必要な情報を市民に提供し、財政状況や市民サービスの向上に努める姿勢を示していく必要がある。