旭市議会は令和元年9月11日に第3回定例会を開催し、1回目の質問では多胎児育児の支援について、特に急発進防止装置の補助金制度が提案された。東京都の2人目以降の出産祝い金の支給など、高齢者ドライバーへの支援の重要性が議論され、旭市としても類似の取り組みが期待されると述べられた。
次に、投票率の低下が問題視され、今回の参議院選挙では投票率が39.6%と確認され、低い理由の一つに投票所の統廃合が挙げられた。投票所の数が減ったことが投票者への負担となり、高齢者の投票機会を減らしてしまうため、以前の36か所体制への戻しや、移動投票所の設置に関する要望が出された。
最後に、防災に関する質問では、災害時用の液体ミルク導入が提案され、他の自治体の成功事例が紹介された。旭市でも液体ミルクの備蓄を検討する動きがあり、複数の施設への配備を進めていく必要があると話されている。市長もこの方向性に対して前向きであることを示した。
これらの質問を通じ、市の施策において市民生活の向上を目指し、急速に進展する高齢化社会への対応が求められていることが明らかとなった。特に高齢者支援や市民の投票促進策の充実が、今後の課題である。