令和3年3月18日、旭市議会の第1回定例会が開催された。
本会議では、17名の議員による出席のもと、30件の議案が一括議題として取り上げられた。
特に注目を集めたのは、令和3年度旭市一般会計予算に関する議案であり、賛成多数で可決された。また、附議された15件の議案もすべて原案通り承認された。
建設経済常任委員会の向後悦世委員長は、苦心の末にまとめた予算案の説明を行い、議案第1号では多面的機能発揮促進事業による地域資源管理への影響を強調した。
その後、文教福祉常任委員会の米本弥一郎委員長も、介護保険や健康保険に関連する予算を支える重要性を訴えた。
質疑では、日本共産党の高木寛議員が一般会計予算に対する反対意見を述べた。彼は、政府が経済対策に重きを置く中で、公共サービスが低下する懸念を示し、特に社会的弱者への配慮を求めた。
一方、賛成討論に立った米本弥一郎議員は、感染症対策を念頭に置いた予算編成の意義を訴えた。彼は、新型コロナウイルス感染症に配慮しつつ、事業継続の策を講じていく姿勢を強調した。
また、副市長の選任に関する件では、明智市長が後任として飯島茂氏を推薦した。彼は44年間の経験を持ち、今後の発展に寄与する見込みが高いと評価されている。
議会の一連の取り組みの中で、特に地方自治の中での住民の生活に寄り添う施策が求められている。議会だより編集特別委員会の設置により、今後の情報発信の在り方にも注目が集まることが予想される。
この会議をもって、旭市議会の議事はすべて終了し、今後の施策に対する市民の目が向けられている。