令和4年第2回横手市議会が3月に開催された。
市長の高橋大氏は施政方針の中で、昨年11月以来続く降雪の影響を振り返り、大雪対策の具体例を挙げた。
除雪費用が増額され、総額66億5,000万円となり、その結果、横手市は国や県と連携し、雪解け後の危険に対しても備える必要性を強調した。
新型コロナウイルスワクチン接種の状況も報告された。接種を終えた者は市民の9割を超える。
市長は、今後も市民への協力を要請し、感染予防対策を徹底する必要があると述べた。
市長はまた、横手市のまちづくりについても多くのプロジェクトを紹介した。
具体的には、横手体育館及び市民会館の整備計画が策定されており、基本設計に着手することが報告された。これにより、両施設の整備が進められ、市民の交流の場を創出することが期待されている。
さらに、横手駅周辺における市街地再開発事業も進行中で、郵便局や商業施設の開設が予定されている。
市長はこれらの事業を通じて、横手市の魅力を高めたいと意欲を示した。
教育長の伊藤孝俊氏も登壇し、教育行政方針を説明した。
今年度は、新型コロナウイルスの影響を受けた教育環境を見直し、子どもたちの気持ちに寄り添った施策を展開することを目指している。
特に、特別支援教育の充実や不登校児童への支援強化が確認された。
今定例会では、諮問第1号として人権擁護委員候補者の推薦も行われた。
市長が推薦した森田栄一氏に対して、議会は異議なく賛成した。
また、専決処分に関する報告についての質疑はなく、すべての案件が通過した。議会の充実した運営と、今後の市政活動に期待が寄せられる。