令和5年9月の定例会では、マイナンバーカードやあきたこまちR、湯沢駅周辺複合施設整備、除排雪など、重要な議題が取り上げられた。
まず、マイナンバーカードについては、発行状況が73.8%に達し、全国平均を上回る成果を上げていることが強調され、ひもづけ誤りの問題についても、令和2年に行った修正作業が影響を及ぼした。ただし、個人情報流出については、十分な管理体制がある旨が説明された。
次に、あきたこまちRに関する議論が続いた。あきたこまちRについて、市ではカドミウム吸収が極めて低いという特徴を持つことを説明しており、農家の理解が不足しているため情報提供の重要性が指摘された。また、あきたこまちRの安全性についても、国の根拠に基づいた情報提供が必要であるとの認識が示された。
さらに、湯沢駅周辺複合施設整備事業では、民間活力の導入が検討されており、具体的な企業誘致について進捗があることが報告された。特に、地元品の大手洋菓子店出店に期待が寄せられる一方で、まだ他の事業者の動きは見られないとのこと。
最後に、除排雪の課題として高齢化したオペレーターの不足が挙げられた。人材の確保に向けての努力が必要であり、将来的には道路除雪計画の見直しも検討されると述べられた。特に、地域と協議し、理解を得た上で進めることが重要であるとされている。