令和2年第3回横手市議会6月定例会が開催され、複数の重要議案が審議された。
特に注目されたのは、議案第55号から第73号までの厚生常任委員会に関連する条例改正や予算補正案である。議案第55号の改正が可決され、高齢者医療の充実が図られることが決定した。
また、議案第57号での質疑では、国からの財政支援に関する疑問が寄せられ、高橋大市長が「国からのQ&Aも新たに示される可能性がある」と応じた。議案第72号、介護サービスに関する予算案においても質疑なしで可決され、市民福祉が一層充実する見通しだ。
議案第54号、伝統的建造物群保存地区に関する条例改正では、青山豊総務文教常任委員長が、「地区住民にわかりやすく説明を行う」と発言した。
また、今回の議会での陳情も目を引いた。請願2第1号では、世田谷区議会からの要望として、秋田県主要農作物種子条例の制定を求める陳情が、全会一致で採択された。特に鈴木勝雄議員が、「廃止された種子法の代わりに、条例が必要だ」と述べ、議会全体の賛同を得た。
日米地位協定の見直しを求める意見書に関する陳情2第6号も採択され、地域の安全保障や防災が一層強化される方向が示された。