令和3年第8回横手市議会12月定例会が開催され、主に子どもへの支援策について議論された。
高橋大市長は、今回の施策について、960万円以上の所得者を対象とする市独自の特別給付金を設ける旨を発表した。これに対し、鈴木勝雄議員は、この給付金が一部の子育て世帯にしか適用されず、不平等なものであるとの懸念を示した。政府の経済対策に加え、市の独自政策として全ての18歳未満の子どもへ支給すべきであると提言した。
市長は、国の施策に基づき、市独自の支援策を講じる意義を述べ、一時的な支援であることを認識していると強調した。また、経済支援策として位置付けられるこの特別給付金については、ただ一過性のものであるとしつつ、今回の支援が少子化対策の一環であるとも言及した。
冬季におけるスポーツ推進についても議論された。教育長は、天下森スキー場の整備計画を進める方針を示し、地域のスキー場の重要性を語った。それにともない、周辺施設の整備に向けた具体的な計画も進められていると説明した。
また、食品衛生法改正についても言及があり、特に漬物の製造に対する影響が大きいことが報告された。市は、生産者へのサポートを行う必要性を認識しているとし、具体的支援策を検討中であると述べた。具体的な支援内容については、他の市と連携しながら進めていく考えが示された。