令和2年第1回横手市議会6日目が開催された。平穏な運営の中、議長報告や施政方針が説明され、多岐にわたる議案の審議が行われた。
市長の高橋大氏は令和2年度施政方針で、変わりゆく社会環境に適応した市政の運営を目指すと述べ、人口減少問題や高齢化に向けた支援策を講じると強調した。横手市における都市機能や地域活性化を図るため、各施策を進めていく方針だ。
また、教育長の伊藤孝俊氏も教育行政方針を説明し、学びの充実と地域愛の醸成を訴えた。特に、学校教育環境の整備と地域との連携を強化することが重要であると述べた。
この話を受けて、議会では人権擁護委員候補者の推薦が行われた。市長から推薦された候補者は吉川美津子氏や鈴木美佳氏など、地域の多様性を尊重する人選であった。
その後、条例改正についても多くの議案が上程された。印鑑条例や国民健康保険事業財政調整基金条例、特定教育公安および特定地域型保育事業運営についての基準等、利用者や事業の効率性、安全性を考慮した法整備が目指されることが共同で確認された。
今議会では、特に予算関連の議案が中心に組まれ、令和元年度の各種補正予算が審議された。特に一般会計補正予算では、歳入の調整を中心に保険事業の見直しが行われていた。市立大森病院及び水道事業につきましても、地域住民の利便性向上を追求する形での事業運営が議論された。
議会終了後、多くの議員からは市民の生活と直結する施策への期待が寄せられ、課題解決に向けて引き続き議論を重ねていく意義が強調された。全体にわたって透明性の高い市政運営が求められる中、議会運営の重要性が改めて認識された。