令和5年6月5日、横手市議会が開催され、市民の健康維持及び増進に関する多くの課題が議論された。特に、市役所職員の健康管理、オーラルフレイルの予防策、企業の健康管理への支援プログラムについて焦点が当てられたと報告されている。
初めに、高橋大市長は職員の健康診断の受診率が98.3%に達成しいることを述べ、その中で二次健診についても在籍職員が症状を持つ場合、67.1%が受診したと報告した。市長は、職員の健康管理の重要性を強調し、受診率のさらなる向上を目指す意向を示している。
また、林一輝議員は、健康セミナーや研修を通じて職員の精神的健康も重視すべきとの立場を表明した。特にストレスチェックの重要性に言及し、これを職員個々に周知する必要性を訴えた。市長及び各部長は、こうした取り組みが現場の職員の健康向上に寄与することを確認した。
さらに、議員は市民における健康の維持について、特に大規模健康の駅の利用者数を年間1万人を目指す方針を確認。新型コロナウイルスの影響で実績が落ち込む中でも、目標を維持しながら新たな利用促進の方策について検討する必要があることを指摘した。市民福祉部長は、様々なイベントを通じて市民の健康意識を高めていく意向を強調した。
加えて、口腔の健康や誤嚥性肺炎のリスクに関して議論され、オーラルフレイル対策の重要性が再確認された。特に、高齢化が進む中での口腔ケアの必要性についても言及があり、歯科へのアクセスの向上や歯科健診の受診促進が重要であるとの認識を示した。
また、林議員は口腔ケア用品や健康器具購入に対する支援の可能性を提案し、行政からの後押しが必要であると述べた。これに対し、担当部長は慎重な姿勢を示しつつも、一定の前向きな反応を示した。
今後の計画については、健康の駅の利用を促進し、企業の健康経営の支援を通じて、全市民のウェルビーイングの向上を図るための施策が求められている。議会では今後も市民生活と福祉に貢献するための具体的な行動が推奨されている。