令和4年第2回横手市議会が開催され、初めての一般質問が行われた。質問の中心は、雪対策や教育、そして水道事業に関するものであった。
加藤雄太議員は、横手市総合雪対策基本計画の進捗と現状を問うた。ここ数年、横手市では異常降雪が続き、災害が多発した。加藤議員は、昨冬の大雪が続いたため、地域の雪処理が苦労していると指摘した。市長の高橋大氏は、昨年策定した基本計画に基づくアクションを進めていると述べ、地域住民や事業者、行政が一体となって雪対策に取り組む重要性を強調した。特に、高齢者への支援策や地域の協働事業の重要性を挙げた。
教育行政についての質問では、加藤議員は、コロナ禍による影響で学校生活において心のケアが必要であると訴えた。また、タブレット端末の活用についても言及し、教育現場での効果を強調した。教育長の伊藤孝俊氏は、メンタルケアの支援がますます重要になっているとし、常に児童生徒との対話を大切にしていると述べた。タブレット端末の導入も順調に進んでいるとし、教育におけるICT活用の進展を報告した。
水道事業については、加藤議員が配水管の老朽化問題を取り上げた。上下水道部長の木村忠氏は、横手市の水道管の維持状況や課題について詳しく説明した。老朽化した管路の更新が進められているが、漏水率の改善が急務であると指摘した。また、補助制度を利用した修繕の実施が重要であると述べた。事業者への支援策も今後検討していく方針を示した。
加藤議員の質問には市長や教育長、部長たちが具体的な内容を持って返答した。市としては、雪対策、教育方針、水道事業のいずれにおいても、地域住民との協働による改善が求められているとの認識があった。今後もこうした取組が進められることが期待される。