令和5年第6回横手市議会9月定例会が開催され、さまざまな議題が報告されました。
市長である高橋大氏は、当面の市政運営に関する基本的な考えを示し、最近の大雨による被害状況について説明しました。昨月14日から県内広域で記録的な降雨があり、被害を受けた市民にお見舞いの言葉を贈りました。
「当市では土砂崩れが確認されたが、人的被害はありませんでした。」と高橋市長は述べました。また、被災地支援として160名以上の職員を派遣したことも報告しました。
続いて、横手駅東口の市街地再開発事業についても触れました。「施工不良が発覚したが、安全性確認作業が進められている。」とし、今後の進展に期待を寄せました。
経済活動については、コロナ禍からの回復を目指し、様々なイベントへの補助金が承認されたことも紹介されました。特に花火イベントが市外にビジュアルで発信され、市民の士気を高める役割を果たすことが期待されるとのことです。
さらに冬季観光の誘客活動についても取り組みが強調されました。観光関係者と連携し、特に「かまくら」を利用した体験型観光コンテンツの提供が進められます。この活動により、横手市独自の雪国文化を強調し、インバウンド客の受入れも見込まれています。
また、電子母子健康手帳の導入や、公共施設整備事業、認定経営推進計画など地方自治体の持続可能な運営に向けた様々な施策が報告され、今後の市政の健全な発展に寄与する内容が示されました。
このほか議案として、固定資産評価審査委員の選任や、令和4年度の各種決算認定、特別会計補正予算が上程され、議会においても活発な議論が交わされました。