令和3年6月17日、横手市議会において、定例会を開会した。
主要な議題として、国民健康保険及び介護保険に関する条例の改正案が審議され、全て原案通り可決された。特に、横手市国民健康保険税条例改正については、質疑が行われ、持続化給付金の受給者に対する税の影響を注意する必要性が指摘された。
厚生常任委員長の立身万千子氏は、今回の改正による国保税減免制度の具体的な適用についても言及した。昨年度の申請件数は43件で、962万円の減免が認められたとの報告がある。この結果を受けて、制度の周知を強化するとの意見も出た。
また、議案では、介護保険特別会計補正予算、病院事業会計補正予算についても一括して承認された。
さらに、議案の中で、除雪機械の更新に関する報告も行われ、加藤勝義議員からは、除雪作業員の確保の現状について、今後も慎重な対応が求められる旨の質疑があった。除雪機械は全て安全性を考慮し、バックモニターやドライブレコーダーを搭載する手配がされるとの答弁があった。
この会議では、また地方財政の状況を考慮し、地方財政の充実・強化を求める意見書が採択された。これにより、議会全体の意見として、地方自治体が抱える財政課題への認識が促進されることが期待される。
議会改革や市民参加の促進も注目事項として挙げられ、今後の対応について具体的な実施計画の策定が求められる。
更に、議会の活動における透明性の向上や議員報酬の見直しに関する討議も行われ、議員の年間活動量に基づく報酬改定についても検討が継続される。