令和元年第6回横手市議会の12月定例会で、議案や陳情が審議された。
主な議案である議案第111号は、横手市災害弔慰金の支給に関する条例の一部改正が可決され、議案第112号の斎場設置条例改正も原案通り可決された。
特に注目されたのは、医療及び介護に関する陳情であった。臣長の立身万千子氏は、「医師養成定数を減らす政府方針の見直しを求める意見書」を陳情し、全員賛成で採択された。
また、「介護従事者の全国適用地域とした特定最賃の新設」を求める陳情も同様に全員賛成で採択された。これは介護職の待遇改善を目指すものであり、重要な動きとされている。さらに、「ケアプラン有料化などの制度見直しの中止」を求める陳情については、多数賛成により採択が決定された。
市立大森病院についての陳情も複数あがり、特に地域におけるその重要性が強調された。議員たちは、「大森病院が地域医療の中核をなす」として、その存続が求められる決議案を通し、地域医療の確保を強調した。
今回の定例会では、様々な条例改正案や予算補正が可決される一方、医療や介護の現状についても多くの意見が交換された。ある議員は「医療体制の整備には地域のニーズに基づく議論が必要だ」と述べ、地域住民の声を反映する重要性を訴えた。
今後も議会では、医療や介護といった地域の基盤整備に向けた取り組みが期待されている。