令和4年第8回横手市議会12月定例会が開催された。
この日程では、除雪に関する請願や医療・介護の人員増と処遇改善についての陳情が重点的に扱われた。特に、陳情4第14号は採択され、国への意見書の提出が決定した。議会の厚生常任委員長である土田百合子議員は、長引くコロナ禍により医療・介護の現場には深刻な人手不足が生じていると訴えた。
続いて、陳情4第15号についても採択が決まった。この意見書は、医療・介護・保育・福祉に従事するすべての労働者の賃上げを求めるものである。立身万千子委員は、エッセンシャルワーカーの賃金引き上げが必要であると意義を唱えた。
一方で、施術券に関する陳情4第16号は不採択となった。概要として、この施術券が高齢者福祉施策にかかわる事業である点が指摘された。また、その見直しには地域全体の支援が必要との意見も述べられた。議案としては、観音寺児童館の指定管理者に関する議案も承認され、今後の運営へと繋がる見込みである。
さらに、特別会計の一部改正や一般会計補正予算に関する議案も可決された。これには、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計または介護保険特別会計に関するものであり、予算決算委員長による報告が行われた。これらは、地域社会のニーズに応じて、持続可能な治療・介護体制を整えるために重要な項目である。
最終的に、会議は無事に閉会した。議長の寿松木孝議長が閉会を宣告し、参加した議員に感謝の言葉を述べた。