令和3年第5回横手市議会が開催され、応援人口に関連する複数の施策が議論された。
本間利博議員は、応援人口との関係深化事業について質問を投げかけた。
この施策は、横手市と東北大学の共同研究によるもので、今後の地域課題解決に向けた地元住民との関係構築を目指している。
高橋大市長は、横手市ではこのプロジェクトの重要性を強調し、コロナ禍でのオンライン活動を活用する計画を示した。
横手暮らしアクションチームについても言及され、その活動が移住・定住を超えて応援人口の拡大に寄与することが期待されている。全ての部署からの人員を募り、幅広い視点で町の課題解決に取り組むことが目的だ。
高橋市長は、このチームが有効に機能することを期待している。
地域おこし協力隊の活用事業も今年度から開始されることが明らかにされた。
協力隊は観光振興や情報発信の分野での活動を通じて地域活性化を促進し、横手への移住はもちろん、地域外へ出た人々を横手に惹きつける役割も果たすとされている。市長は、このスケジュールを確認し、参加者が地域の魅力を発掘する機会としたい意向を示した。
ワーケーションの推進についても触れられ、さくら荘のコテージがワーケーションに最適化されていることが報告された。商工観光部は、さくら荘だけでなく、他の宿泊業者とも連携して取り組んでいく意向を明らかにした。
応援人口の参加を促すための施策の一つとして、(仮称)横手応援拠点の設置が進められている。この拠点は県外にある横手の出身者が運営する施設で、地元の魅力を発信する役割を担う。
最後に、駅の東西交流施設における自転車の乗り入れについても議論があり、元々は難しいとの認識が示されたが、今後の取り組みに期待される。市長は防犯面を含む現在の施設状況の改善が求められると強調。不安の声に配慮した対策を進める考えを述べた。
応援人口を活用した地域活性化や、新たな取り組みは横手市の未来に向けた重要な要素となるだろう。