令和4年第8回横手市議会定例会が開催され、市民福祉や農業支援、公共施設の利用に関する多くの重要事項が議論された。
特に新公益施設の年末年始の開館について、多くの市議が「年末年始にこそ開館すべきである」と指摘した。新公益施設は人と人との交流を促進するために設立されており、年末年始に若者たちが集える場所を提供する必要があるとの意見が多かった。
教育長は、施設の目的を理解した上で、開館日数や施設利用の質を最高に保つ努力を重ねるとして、開館日数を現横手図書館より70日多くする方針を示し、具体的な方針として年末年始の休館についても述べた。
図書館サービスの質向上のために、図書購入費の見通しについての質問もあった。「ふるさと納税」など新たな資金調達方法の模索が求められた。市長はこの方針を受け止め、ふるさと納税の活用を検討すべきであると強調した。
農業関連の議題では、肥料価格の高騰が市内農家の経営に与える影響が議題に上がった。物価高の影響で、農業を支えるために市の財政で独自の支援策が求められ、実際に農業資材の購入支援など具体的な支援手法が提案された。
また、農業支援人材の募集や、紹介所を通じた雇用促進策の進捗状況も問われた。この中で、プログラムに沿った体験活動の実施や労働力確保の要因を認識し、課題を解決するための具体的な支援体制の強化が必要であると指摘された。
公共施設の利用状況や運営についても議論された。特に定休の扱いや、光熱水費の問題が挙げられ、柔軟な運営体制が求められている。
市長は、職員に対する男性の育児休業取得推進についても言及し、男女ともに働きやすい職場環境づくりに努めると共に、地域の育成環境の充実に力を入れていく必要性を強調した。