令和5年1月27日、横手市議会の臨時会が開かれた。
この会議では、主に令和4年度横手市一般会計補正予算に関する議題が中心に取り上げられた。専決処分の報告や会期の決定なども行われ、重要な内容が議論された。
最初に、寿松木孝議長が会議録署名議員の指名を行い、播磨博一氏と塩田勉氏が選ばれた。その後、会期は本日1日と決定され、多くの議員が出席する中で議事が進められた。
報告第1号として、除排雪作業中の物損事故に関する専決処分が報告された。山内地域局長の木村亙氏が、事故の概要と損害額93万4,671円の全額を保険で対応する旨を説明した。事故発生後、市としての迅速な対応が求められたが、過失が市に100%あることを認め、しっかりとした反省が表明された。
議案第1号は、令和4年度の一般会計補正予算(第11号)が提案され、財務部長の小松忠昭氏から詳細な説明が行われた。歳入歳出それぞれに追加された補正予算総額は5億3,940万円で、最終的な予算総額は595億7,720万円になる。特に、除雪費が昨年の記録的な大雪による与圧に対処するために増額された。
この補正予算について、市議会内では意見が活発に交わされ、特に除雪費に関する見解が議員から集中的に求められた。佐藤誠洋議員は、過去の状況を踏まえた上で、当初予算の見直しが必要であるとの意見を表明。建設部長の山本信夫氏は、降雪状況に基づく予算の見直しを検討する考えを示した。
また、市長の高橋大氏は、道の安全を確保する責任を強調し、予算の確保に努める姿勢を見せた。議場内では市民の雪への要望と行政の対応についても意見が交わされており、今後どういった形で対応していくかが注目されるところである。
最終的に、議案第1号は賛成多数で可決された。本臨時会は、議題が着実に進行し、充実した時間を持って閉会となった。
この会議を通じて、横手市の雪対策や予算編成についての重要性が再確認されると共に、市民の期待に応えるための取り組みがさらに求められることとなった。