令和4年第6回横手市議会が9月22日までの25日間の会期で開会する。
開会に先立ち、寿松木孝議長が議題として会議録署名議員の指名を行い、その後、会期について異議なく決定された。
また、市長の高橋大市長が当面の市政運営についての所信説明を行った。
市長は、最近の記録的な大雨の影響で多くの地域が災害に見舞われたことに触れ、横手市内に被害がなかったことが幸運であると述べた。
市民の安全を第一に、自然災害への備えを進める意向を示した。
さらに、続けて市長は、横手の送り盆まつりの開催や、宿泊客への支援事業の実施等、地域活性化への取り組みを報告した。
特に、新型コロナウイルスの影響を受けた観光業の再興に向け、宿泊支援事業を進める方針を強調した。
また、市長は人口減少問題についての危機感を表明した。
出生数が急減している現状を憂慮し、人口増加への取り組みを最大の課題としている。
現在、市民からアイデアを募集しており、今後は多様な事業を検討するとした。
その後、様々な議案が提案された中で、諮問第2号から第8号において人権擁護委員候補者の推薦についてが審議され、全会一致で決定された。
報告された令和3年度の一般会計決算は、歳入総額606億9,868万円、歳出580億4,268万円であり、前年よりも黒字であったことが確認された。
加えて、介護保険特別会計などの補正予算案も提出され、議会での審議が求められている。
今議会では、議案や報告の審議が進められ、特に防災や人口問題、福祉施策に関する議論が活発に行われる見通しである。