令和5年7月の横手市議会臨時会では、議案第80号「令和5年度横手市一般会計補正予算（第4号）」が可決された。予算は、福祉施設への助成やイベント開催に関する資金を含む内容。さらに、新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金を活用し、各施策に対処している。
加藤勝義副議長のもと、会期は本日1日と決定した。出席した24名の議員により、日程第4号から第7号までの専決処分報告について質疑が行われた。特に、道路補修に関連する問題が取り上げられ、政府の補償に対する市の執行体制に確認が求められた。齋藤光司議員が「道路管理状況をどう把握しているのか」と質疑し、山本信夫建設部長が「定期的なパトロールを実施し、通報に基づいて迅速に対処している」と説明した。
また、一般会計補正予算について小松忠昭財務部長が詳細を述べ、特に福祉関係の高騰する光熱水費を支援する内容に言及。議員からは「光熱水費に対する対策が求められる」との声が上がり、補助の透明性と公正性も議論された。議案そのものは多数賛成のもとで可決された。
市長の高橋大市長は、最近の大雨による災害への支援を強調し、被災者に対する心配りを訴えるとともに、再開発事業における施工不備について謝罪した。市民に対する影響と、安定した行政運営の維持を求め、より一層の理解と協力を願うと述べた。市長は、「地域の特性を考慮した補助の必要性」を説明し、要望への柔軟な対応が今後求められるという意識を持つことが必要である。