令和2年12月16日、横手市議会は第7回定例会を開催した。
本会議では、令和2年度横手市一般会計補正予算(第12号)や複数の条例改正が議題に上り、各議員の質疑が行われた。
特に、議案第118号については、国の決定に基づきひとり親世帯臨時特別給付金の再支給を行うための補正予算であることが強調された。
財務部長の佐藤勉氏は、給付金の対象について、12月11日時点で基本給付の支給を受けている世帯を対象に、1世帯5万円、第2子以降は1人につき3万円を加算して給付することを説明した。
この再支給の決定は、国の閣議決定を受けて実施されるもので、年内の給付を予定している。
また、議案第98号から第117号にかけての一括審議では、特に医療や介護に関する施策について質疑応答が行われた。厚生常任委員長の立身万千子氏は、各議案についての審査経過を報告し、原案通りの可決を提案した。
特に注目されたのは、新型コロナウイルス感染症の影響に対する対応策に関する意見書提出についてである。
陳情第10号から第13号にかけては、国に対して医療・介護の質を守るための意見書提出が行われ、全員一致で採択された。
一方、核兵器禁止条約に関する陳情については、不採択となったことが議論を呼び、議会としての姿勢が問われた。
議会案第9号においても、感染症対策を見直すことを求める意見書が採択され、議員からは、地域医療の再構築の必要性が指摘された。
市民からの意見を受け、今後の施策に反映させ、安心・安全な医療環境の構築を目指す意向を示した。
最後に、すべての議案や陳情が可決され、閉会となった。市民生活を支える重要な施策が承認され、今後の進展が期待される。