令和2年第7回横手市議会12月定例会が開催された。市長の高橋大氏は当面の市政運営に関する所信を述べ、特に新型コロナウイルス感染症に対する取り組みの重要性を強調した。
市長は、「横手市では、7月から横手市帰国者・接触者外来を設置し、運営期間を来年3月31日まで延長した。市民の皆様には引き続き感染症対策を徹底していただきたい」との考えを示した。特に、マスクの着用や手洗いの重要性について訴え、全体の感染症状況に合わせた柔軟な対応を続けることを表明した。
新たな文化交流についても言及。最近の調査から、横手市と津軽氏に関する新たな歴史上のつながりが発見されたことを紹介した。10月に青森県鰺ヶ沢町主催の交流宣言によって、横手市を含む北東北の5市町が歴史文化の交流を進めることが合意された。
さらに、市の公共施設の再配置についても述べ、今後の大規模改修や建て替えについての計画を明らかにした。
「特に横手体育館と市民会館については、令和7年度までに建て替えを進める。市民の皆様の活用度を考え、老朽化を改善するための投資が必要だ」とした。
また、令和3年度の予算編成についても触れ、コロナの影響で税収が減少する見込みがある中、支出を見直しつつ必要な施策に対しては予算を確保する方針を示した。今後数年の経済状況を見極め、必要に応じた柔軟な対応が求められる。