令和4年第5回横手市議会7月臨時会は、7月14日午前10時に開会された。多数の議員が出席し、重要な議題が取り上げられた。
会議は冒頭、安倍晋三元首相の訃報に際し、議場で黙祷が捧げられた。議長の寿松木孝氏が開会を宣言し、まずは会議録署名議員の指名が行われ、山形健二氏と大日向香輝氏が選ばれた。
次に、会期について議題に上がり、臨時会の会期は本日1日のみであることが確認された。議長報告として、監査委員から提出された例月現金出納検査報告書が配布された。
特に重要な議題は、専決処分の報告だ。報告第34号から第37号まで、損害賠償額の決定及び和解に関する内容が一括で審議されたが、質疑はなく、報告は終了した。
副市長の選任についても議論され、高橋大市長による藤本和宏氏の推薦が行われた。市長は、藤本氏が持つ国省庁との太い人脈が今後も市政の進展に寄与すると強調した。質疑なしのまま討論も行われず、委員会付託を省略し、無記名投票での採決に移った。その結果、16票の賛成を受け同意がなされた。
続いて、令和4年度横手市一般会計補正予算(第6号)の議案が上程された。財務部長の小松忠昭氏が、予算の総額558億100万円、また主な歳出項目として1億333万円をスマートフォン決済ポイント還元事業に投じると説明した。青山豊議員からは、この事業の具体的な成功指標について疑念が表明されたが、総務企画部長の村田清和氏は過去の事例を挙げ、様々な施策を通じて向上が見込まれるとの回答を行った。
最終的に、議案第73号は予算決算委員会での審査を経て、原案のとおり可決された。また、議員派遣についても議題とされ異議なしで決定された。
会議は午後2時14分に閉会され、議長が参加者に感謝の意を表した。今後の横手市政において、選任された副市長や可決した予算がどのように生かされていくのか、注目が集まる。