令和2年3月の横手市議会定例会では、新型コロナウイルスの影響が懸念される中、重要な議題が議論された。特に、市議による一般質問が目立った。本間利博議員は、スポーツ振興について具体的に言及し、特に横手公園スキー場の存続に関する問題提起を行った。スキー場存続の陳情が採択された経緯や、それに関連する調査と今後の方向性について尋ねた。
本間議員は、新型コロナウイルスが地域経済に与える影響も触れた。特に、冬期の活動に対する支援の必要性を強調し、地域の経済状況の回復を目指すよう訴えた。これに対し、教育長の伊藤孝俊氏はスキー場の問題について答弁し、市民の関心を寄せる施策を検討中であると述べた。
また、鈴木勝雄議員による農業振興施策に関する質問も集中した。特に、JAとの連携や園芸作物の振興について市の取り組みが議論された。市長の高橋大市長は、農業の重要性について認めつつ、新たな支援策について前向きな姿勢を示したが、農家の所得向上策は依然として課題であることを認めた。
この会議では、農業振興やスポーツ振興に向けた様々な施策が市議会で採り上げられ、市民の期待に応えるために今後の運営に注力する姿勢が示された。一方で、地域の実情に即した具体的な施策が必要であり、ぼやっとした説明ではなく、明確な結果を出すことが求められている。