令和元年6月21日、武豊町議会は第2回定例会を開催した。
この日は、各常任委員会の委員長報告や質疑が行われ、特に補正予算に関する議案が注目された。出席したのは16名の議員で、定足数は満たされていた。
まず、委員長報告において、総務企画委員会の鈴木一也委員長が、令和元年度一般会計補正予算の審査結果を報告した。この中で、庁舎の営繕工事に関する設計代や意見の反映についての質疑が行われた。
鈴木委員長は、子育て世代の意見が設計に反映されている点について、「職員の経験や近隣の事例を参考にした」と答えた。これに対し、出席議員からは肯定的な意見が多く寄せられた。
次に、文教厚生委員会の森田義弘委員長が、保育制度の無償化に向けたシステム改修の内容を説明した。具体的には、既存の施設への対応の拡充が図られていると述べている。
また、議案第33号の国民健康保険税条例の改正については、特に質疑はなく全員賛成で可決された。さらに議案第34号では、介護保険料の引き下げが行われる理由についても質疑応答があり、実施には賛成が得られた。
意見書第1号については、消費税率の10%引き上げ中止を求めるもので、野田佳延議員が提案した。政府の増税方針は、国民への影響を考慮して推進されるべきではないと考えられ、多くの議員から賛同が得られたが、最終的には否決された。
一方、意見書第2号の沖縄県民の民意尊重に関する提案も行われたが、適切な対応が求められているが賛成は少数で、同様に否決となった。これに関し、議員たちの意見は分かれた。
また、議会の今後の進行に必要な議員派遣の件についても了承され、各委員長からの継続調査の申し出も全て受理された。
最後に、籾山芳輝町長より閉会の挨拶があり、今後の災害対策のさらなる強化に取り組むとの発言があった。