令和6年第1回武豊町議会定例会が令和6年3月1日に開催された。
本定例会では、町長の籾山芳輝氏が、令和6年度予算編成の概要を報告した。
予算案として、一般会計は183億5,600万円、特別会計を含む全体の予算は286億7,569万1,000円を見込む内容である。
特に目を引くのが、一般会計の歳出項目であり、東大高保育園及びあおぞら園の整備に関連する経費が約13億2,200万円計上されたことである。
また、富貴児童クラブ施設整備事業費として約2億8,400万円、町制70周年記念事業として約1億5,600万円も含まれている。
適切な財政運営のもと、町民サービスの向上を図るための予算案では、歳入の根幹を成す町税の収入見込みも過去を大幅に上回る見通しが示された。
今後、議会での審議が行われ、賛同を得る必要がある。
会期中の具体的な議案としては、令和5年度一般会計補正予算(第8号〜第11号)や国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計の補正予算が挙げられている。
特に、物価高騰対応のための給付事業においては、各世帯への支援が求められている。
こども加算については、児童1人あたりの追加給付として5万円を計上し、630人の児童を対象としている。
このような施策により、住民の生活を守る姿勢が示されている。
また、町道の廃止及び認定についての議案も上程され、開発行為等に伴う路線の整理が進められている。
新たな指定納付受託者制度への移行を進め、納付方法の多様化が期待されている。
議会は今後もスムーズな進行を求める中で、住民ニーズに応じた施策を推進する必要がある。特に、公共サービスの向上に寄与する予算案となるよう、今後の審議が注目される。