令和元年6月に武豊町では定例会が行われ、さまざまな重要なテーマが議論された。この中で、町民の安心・安全を確保するための施策や、環境保護に関する取り組みが特に注目された。
最初に、不妊症と不育症についての対策が話題となった。議員たちは、武豊町における不妊治療費の助成制度の具体的な内容を確認し、最近の助成申請件数の減少についても言及した。特に不妊症と不育症についての教育や相談窓口の充実を求め、住民への周知拡大が重要との意見が相次いだ。
続いて、不要なごみの減少を図るために、家庭系可燃ごみの削減状況が報告された。近年、紙類と刈草の分別が推進され、エコステーションの利用が増加しているとのことで、これによって前年比600トンのごみ削減が実現したという。町は今後も引き続き資源化に向けた啓発活動を行っていくことを表明した。
そして、知多南部広域環境センターの整備が進められており、その周辺環境や交通安全に関して懸念が示される中、住民からの要望も踏まえ、必要な調査や対策を行っていくことが強調された。特に交通安全対策には、県道及び町道での環境整備が求められている。
また、SNSの導入についても説明があり、町民に向けた情報発信の新たな手段として期待されている。特にイベント情報や災害時の連絡手段としての利用が期待されており、その運用方法や職員のスキルアップについても詳しい説明がなされた。今後、広報活動の一環として、効果的な情報発信を行っていくための計画が進められることが約束された。
一方、街路樹の管理についても進捗が報告され、既存の街路樹の維持管理が適切に行われているとのことであったが、地域特有の樹木の選定や、植栽補助が必要とされる箇所が確認され、引き続き配慮していく必要があるとの回答があった。