令和3年6月11日、武豊町定例会(第2回)が開かれ、複数の重要議案が上程された。
今回の会議では、令和3年度武豊町一般会計補正予算(第3号)についての質疑が行われた。質疑の中で、議員の本村強氏は子育て世帯生活支援特別給付金の受給者数や申請方法について質問をした。その際、子育て支援課長の森田由紀子氏は、受給申請が必要な人数は120人程度で、周知方法として町の広報やAIチャットボットを活用することを計画していると述べた。また、支給は7月末までに行う予定であるという。
一方、議案第30号では国民健康保険事業特別会計に関する補正予算について、特に質疑はなかった。議案第31号の武豊町税条例の一部改正についても同様に質疑は行われなかったが、この改正により控除対象の親族が年齢制限され、税収に影響を与える可能性が指摘された。税務課長の榊原全伸氏は、影響額は扶養親族1人につき5,500円から72,000円に増える見込みを示した。
次に、議案第32号では母子・父子家庭への医療費支給条例の一部改正について質疑が行われた。保険医療課長の竹内香氏は、所得の計算方法が国の法令に適合させるためのものであり、支給対象者には影響しないと説明した。
最後に、議案第33号では武豊中央公園の整備工事に関する請負契約の締結が審議された。都市計画課長の明壁直久氏は、新しい屋根材として酸化チタン膜を用いる理由について、維持管理コストの削減やテント内の快適さ向上を目的としていると述べた。会議の最後には、議案が所管の常任委員会に付託されることが確認され、会議は散会した。