令和2年6月19日に開催された武豊町議会第2回定例会は、重要な議題を扱い、様々な報告や採決が行われた。
まず、日程第1では、専決処分の報告があり、「損害賠償の額の決定及び和解」についての詳細が説明された。次長兼環境課長の篠崎良一氏は、報告書内で「令和2年5月18日、停車のために進入してきた自家用車の損傷について、損害賠償額は1万5,180円」と述べ、町の過失割合が100%であることを明記した。
日程第2では、各常任委員会の委員長から報告が行われた。特に、総務企画委員長の鈴木一也氏は、令和2年度の補正予算に関する意義やAIサービス導入について詳述した。「初期導入費は30万円、月額利用料4万円で、今後の効果が期待できる」と答弁し、町民の利便性向上に寄与する意向を示した。
また、質疑応答の中で、税条例の一部改正についても触れられた。議案第37号に関連し、鈴木氏は「改正後はシングルファーザーも対象となる」と説明した。
日程第4では、討論と採決が行われ、多数の議案が全員賛成で可決された。その中で、特に令和2年度補正予算に関する議案は注目を集めた。
この日程の中で、新型コロナウイルス感染症対策に関連する提案も数多く上がり、議員間での活発な意見交換が行われた。教育部門での施策も重要なインカムとなり、教育長の加藤雅也氏はキャリアスクールプロジェクトについて紹介し、「実際の体験を通じて、子どもたちの意識を育てる」と強調した。
さらに、議案第41号「武豊町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正」については、町民の負担を軽減するための有料ゴミ袋の導入が焦点となった。議員の梶田進氏は反対意見を述べ、効果の疑問点を指摘し、討論を呼び起こした。しかし、最終的にはやはり賛成で可決された。
また、財産の取得に関する議案も可決され、消防ポンプ自動車やコミュニティバスの導入計画が進むこととなった。
最後に、町長の籾山芳輝氏は閉会の挨拶を述べ、新型コロナの影響に言及しつつ、地域の結束を促進する施策を強調した。これにより、武豊町議会の議事日程は無事に終了した。