令和元年12月19日、武豊町議会は第4回定例会を開催し、各議案の審議が行われた。特に関心を集めたのが、令和元年度武豊町一般会計補正予算に関する議案である。
総務企画委員会の委員長である鈴木一也氏は、初めに同予算案の審査結果について報告し、全員賛成の上で可決されたことを強調した。議案第62号に関連して、質疑の中で嘱託員退職金が不足しているとの意見が出たが、鈴木氏は「勤続年数を考慮し、計算方法で支給される」と述べた。
また、文教厚生委員会の森田義弘氏は、未移行幼稚園副食費補助金に関する質問にも対応した。つばさ幼稚園および長根幼稚園がその対象であると述べ、意見が相次いだ。国民健康保険事業、介護保険事業についても、各議案が全員の賛成により可決され、特に国民健康保険事業における増額要因については、「令和元年度の給付実績が影響した」と始まりから説明された。
その後、意見書第4号と第5号の国および愛知県の私学助成に関する討議が行われた。しかし、いずれの意見書も少数賛成の結果、否決されることとなった。
議会の議題には他にも、武豊町の下水道事業、農業集落排水事業、そして水道事業に関する補正予算が含まれ、各議案は全て全員の賛成により可決された。その中で、特に水道事業の設置及び改正に関する条例案は、住民の生活に直結する重要な政策だと指摘された。
議会閉会の際、町長の籾山芳輝氏は、町制65周年に向けた施策や過去の活動を振り返り、今後の発展について言及し、全員へ感謝の意を示した。この定例会では、新たな施策について多くの議論が交わされ、住民のニーズが反映された重要な審議が行われたことが強調された。