令和3年第4回武豊町議会定例会が、12月1日に武豊町議事堂で開会した。議長の石原壽朗氏は、全議員の出席を感謝し、本定例会における議案の審議を開始した。
町長の籾山芳輝氏は、開会の挨拶で町政の諸般について報告を行った。令和4年度予算の編成が進められており、歳入については、わずかながらの増収が期待されている。この予算案は、今後の財政運営にとって重要であり、慎重に審議されることが求められている。
本定例会では、令和3年度武豊町一般会計補正予算(第7号)、補正予算(第8号)及び国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の承認が必要となっている。特に、一般会計補正予算に関しては、子育て世帯への臨時特別給付金に3億6千6百万円が計上されている。これは、給付対象児童が7320人に上る見込みとしている。
また、町長は、消防団活動や防災訓練の実施状況についても報告した。11月21日には、災害現場を想定した実践訓練が行われ、地域の防災意識が高まる取り組みとなった。さらに、年末の交通安全県民運動の実施や、新型コロナウイルスへの対応についても言及した。
議案の中には、武豊町屋内温水プールの設置に関する条例が含まれる。新施設の開館は令和4年4月予定で、地域の健康増進を目指した整備が進められている。これに関連して、武豊町営プールの管理に関する条例の廃止も提案されており、今後の展開に期待がかかる。
この他、教育委員会による学校施設の整備状況や、地域参加を促す事業が進行しており、この様々な取り組みは、地域の活性化につながると考えられている。