令和3年第1回武豊町議会定例会が、令和3年3月2日に開会した。
この定例会では、町長の籾山芳輝氏が令和3年度予算について説明した。全会計で総額259億17万8千円の予算案は、前年度比8.3%の増となる。一般会計は162億700万円で、14.4%増の見込みだ。
主な支出先には、知多武豊駅周辺の土地区画整理事業や、武豊町屋内温水プール建設が挙げられた。特にプール関連には約26億円が計上されており、町民の生活向上が期待される。
また、令和3年度の一般会計予算では、法人町民税等の不確定要素により厳しい状況が見込まれ、コロナ禍の影響が大きいなか、計画的な町債の発行などで収入を確保する方針が示された。財政調整基金の取り崩しを含む予算編成で、町の経済状況を見ながら施策を遂行する覚悟が感じられた。
定例会では、その他にも新型コロナウイルスワクチンの接種状況に関する情報も発表された。高齢者向けワクチン接種は4月12日から開始される見通しだ。住民への情報発信も積極的に行っていくという。