令和3年第5回武豊町議会臨時会が11月2日に開催され、重要議案が審議された。議長の石原壽朗氏は、参加議員に感謝の意を示し、招集された理由や議事日程について説明した。
この会議では、報告案件として「損害賠償の額の決定及び和解の専決処分」等の案件が取り扱われた。生涯学習課長の伊藤誠一郎氏は、4月23日に発生した公用車による事故に関する詳細を報告した。この事故により、損害賠償額は111,602円に達し、過失割合は町側が80%とされ、保険から支払いが行われる旨を伝達した。
さらに、令和3年度武豊町一般会計補正予算(第6号)の提案が行われた。総務課長の杉浦正享氏は、この補正予算として約6,979万円の追加が計上され、総額165億4,115万円となることを説明した。この中には、特殊詐欺防止策の補助金やコロナウイルスワクチン接種の経費が含まれ、高齢者を対象とした施策が強調された。
質疑応答では、議員からコロナワクチンの接種体制について質問が上がり、健康課長の近藤昭子氏が具体的な接種予定を説明した。医療従事者が優先的に接種され、一般市民の接種は1月中旬から行われる見通しであるとした。
議案はすべて全員賛成で可決し、和解処分の報告や予算案が承認された。最後に、町長の籾山芳輝氏が閉会の挨拶を行い、町の課題や国会での動向について触れ、議員に引き続きの支援を求めた。この臨時会は、多くの声が反映される形で、円滑に進行したと報告された。