令和5年第4回武豊町議会定例会が12月1日に開かれ、町長の籾山芳輝氏が町政の諸般報告を行った。
報告の中で、令和6年度予算編成の進捗状況が示され、町税収については前年並みの見込みを立てていると述べた。また、各部門での取り組みや活動についても詳細に報告された。
特に、交通安全や防犯に関する課題に焦点が当てられ、町内の交通事故件数は101件に達し、重症者も4人が確認された。このため、年末年始に向けた交通安全パトロール強化が求められる。
町長はまた、国民健康保険や後期高齢者医療の状況についても触れ、加入世帯数の減少が確認されていることを報告した。このため、地域の健康管理や支援体制の強化が重要になるとの見解が示された。
一方で、議案の中には、令和5年度一般会計補正予算案も含まれており、歳入歳出それぞれ約1億2419万円の増額が見込まれている。特に注目されているのは、議案第56号、議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正で、期末手当の支給割合が引き上げられることである。
今後、議会は吟味すべき議案として、選挙管理委員会の構成変更や、災害応急対応のための職員派遣手当制度なども課題として取り上げる。
これらの議案は、12月12日の本会議で質疑される予定であり、次回に向けた議論が注目される。