令和元年6月7日、本町で定例会が開催され、交通安全施策や公共交通、保育所や保健福祉に関する重要な問題が議論された。
森田義弘議員は、地域公共交通施策について質問を行い、年々増加する高齢者の交通安全対策の重要性を強調した。特に、コミュニティバスの利用者が増え、利用者数の記録が更新されているが、免許を返納した高齢者への交通支援が不足していると指摘した。
同議員は、具体的な施策に対する質問を行い、「今後の公共交通施策において、本町の課題は何か」「コミュニティバスの利用促進に向けた施策を実施する予定があるか」といった内容を求めた。
それに対して、町長の籾山芳輝氏は、高齢者へのコミュニティバス利用の促進を検討中であると返答し、交通事故防止対策には特に力を入れていく心構えがあると述べた。加えて、現在の未整備路線の見直しも進めていることを強調した。
また、鈴木一也議員の質問に対して、知多武豊駅東地区の土地区画整理事業と武豊港線の道路拡幅事業についても説明があった。
この事業は、都市計画道路武豊港線の拡幅を進めるもので、地域の交通網を強化できるとともに、今後の街の発展にも寄与するとの意見が出された。
さらに、本村強議員が水道法改正について質問し、保健・福祉サービスの促進計画に対する国・県の施策との整合性を確認した。特に、基盤強化を進めなければ水道の安全性を確保することが難しいとの見解が示された。
青木信哉議員は、防災について質問。具体的には、ハザードマップの作成と情報提供手段の充実に焦点を当てた。これに対し、町としては防災教育を強化し、住民が自らの生命を守れるような施策を進めていくとの姿勢を示した。
野田佳延議員は、国保税の引き下げとゼロ歳児保育の充実を問うた。特に、現状の高い国保税が住民に与える負担について具体的に答弁が求められたが、町は現行の制度での運営を継続する意向を示した。
以上のように、本日はさまざまな議題が議論され、交通安全、公共交通、福祉施策、防災に至るまで多角的な視点から住民の生活に直結する問題が取り扱われた。町としては今後も地域の実情に即した施策の検討と実施を進めていく方針が示された。