令和5年9月12日、武豊町議会は第3回定例会を開催し、数多くの議案に対する質疑が行われた。特に「令和5年度武豊町一般会計補正予算」や「武豊町障害福祉サービスセンターの設置及び管理に関する条例の一部改正」が注目を集めた。
質疑の中で、とばひさし議員は、一般会計補正予算における児童クラブの軽作業委託料について問うた。子育て支援課長の森田由紀子氏は、支援員不足のため委託先をシルバー人材センターに依頼したと述べ、具体的には2名が武豊児童クラブに、1名が緑丘児童クラブに配置されると回答した。また、自転車乗車用ヘルメット着用促進事業の補助金についても質疑があり、防災交通課長の長谷川貴彦氏は既に211件の申請があったとの見込みを示した。
また、本村強議員の質問に対し、健康課長の杉浦隆子氏は、コロナワクチン接種に起因する健康被害に関する給付金についても説明した。認定件数については申請が4件あり、3件が認定されたと報告された。
議案第39号の質疑では、行政手続に関わる条例の改正についても深く議論された。
特に「令和4年度武豊町水道事業会計未処分利益剰余金の処分」についても質疑があり、追加での補助金設置による影響が指摘された。上下水道課長の前田克康氏は、現在は健全経営の維持に努めており、今後もさまざまな施策を通じて安定した水道サービスの提供を目指すという方針を示した。
このように議会では、住民に対する具体的な施策が話し合われ、今後の施策展開に向けての道筋が定められることとなった。議会は引き続き、住民のニーズに応える施策を検討し続ける姿勢を表明している。