令和5年6月13日に武豊町で開催された定例会では、複数の重要議案が審議され、特に福祉関連や教育環境の改善に関する議案に多くの質疑が集中した。
議案第25号では、武豊町の一般会計補正予算が提案され、生活応援券事業等に関連する経費が大きなポイントとなった。とばひさし議員は、「生活応援券の配付先当たりの通信運搬費はどのように計算されているのか」と質問したのに対し、田中孝往産業課長は「1配付先当たりの郵送料は523円と算出されている」と回答した。さらに、換金手数料についても、金額の2.0%が手数料として課されると述べた。
加えて、いじめ不登校対策として提案された予算についても言及され、教育部門での人員増強が必要であるとの観点から、森田光一学校教育課長が支援内容を詳述。報酬体系について、時給制であることが明らかとなった。これにより、教師の負担軽減が期待されるとのこと。
また、空調設備設置工事に関する議案についても重要な質疑が行われた。議案第28号から第31号の質疑では、特別教室空調設備の設置が行われることが決定。各学校で必要な工事内容に応じた価格内訳が示され、熱中症の防止策としても期待が寄せられている。武豊小学校の設置費用は、空調機の選定により価格が20万円から300万円の範囲であるとされた。
トイレ改修工事議案についても、プライバシーへの配慮がなされている設計で進められていることが強調された。トイレの仕様において、洋式が12か所設けられることに加え、いじめ対策として個室設計が確保されている。
最終的に、町営住宅外壁改修工事など、全体的に多くの施設改善策が承認される見込みで、これによって地域の生活環境が向上することが期待されている。