令和2年9月に行われた定例会では、町政や地域社会が抱える様々な課題について議論が交わされた。
特に、現町長の籾山芳輝氏は、4期目の総括と次期選挙に向けた意向について詳細に述べた。彼は「住んでみたい 住んでよかった 武豊町」というスローガンのもと、施策の推進を強調した。やはり財政状況は厳しく、「厳しい財政状況が予想される中にありますが、町の将来像を模索し、具現化していくことが私の使命」と言及。
また、住民から寄せられた意見や要望について言及し、特に新型コロナウイルスに関連する取組については地域住民の真剣な関心を引き起こしていることが見受けられた。蔓延する感染症への対応は急務であり、ワクチン接種や感染者の早期発見、地域内での感染拡大防止策の実施が求められている。
次に重要視された議題が、新型コロナウイルスに関する保護者の提案も含まれた。保育園の環境整備についても多くの意見が集まり、特に紙おむつの取り扱いや保護者との連携強化を求める声が多かった。保育士の業務負担を軽減し、保護者とのコミュニケーションを強化するための取り組みが模索されることが期待されている。
財政についても同様に、長期的な視点での持続可能な運営が討議され、特に新型コロナウイルスによる影響で将来的な税収減少が懸念される中、基金や地方債の使い方が重要な課題として残った。多方面の施策として地域資源の活用も必要とされており、農地の利活用や地域の環境整備なども取り組むべき重要なポイントとして提起された。